今回久しぶりのFコラム。
「アイツ、コーチング論とか精神論ばっかりでサッカーの知識実は全然ないんじゃないの?」とお思いのそこのあなた!
・・・・・・・・・
正解です!!( °Д°)エッ!?
というのは冗談で小学生年代で必要な最低限の知識はそもそも持っていたものもあるし、考えもあるし少しは勉強しています。
足りない知識ももちろんあるけど。
誰にも言ったことないような気がしますが私、元野球部で大学生からフットサルを始め、フットサルの世界ではそこそこの所まで行きました。
仲間や対戦相手なんかでFリーガーや日本代表になった人たくさんいますし。
一方私はふてくされて途中で落ちぶれましたが。。
なので知識はそこそこあります。
そんな話はどうでも良いんですけど、今回はサッカーの局面のお話。
サッカーは大きく分けて4つの局面に分けて考えられます。
わかりやすいのは「攻撃」と「守備」ですね。
さて、あと2つはなんでしょう?
続きは次回のFコラムで・・・
おい!大した事ないのに引っ張るな!と怒られそうなので続けます。。
あと2つは「攻撃から守備」と「守備から攻撃」という局面です。
最近だとトランジションなんて言葉で言われたりもしますが攻撃→守備は相手にボールを奪われてから守備ブロックを形成するまで、守備→攻撃はボールを奪って相手が守備ブロックを形成するまでの局面を指します。
それぞれ崩れた守備ブロックを形成したら攻撃or守備の局面に切り替わるという事になります。
ちょっと違うけど簡単な言葉で言うと「カウンターをするor受ける場面」とかそんなイメージでしょうか。
なんでわざわざトランジションの場面を切り離して考えているのかというと理由は簡単。
トランジションの場面が1番、得点と失点の場面が生まれやすいからです。
一方、守備ブロックが形成されている中での攻撃or守備では得点・失点のシーンは生まれにくいです。
この4つの局面を意識してサッカーのゲームを見るとまた少し違った感じで見えて面白いですよ。
「おっ、トランジション始まった!あー、もう攻撃になっちゃった~。」とか。
見てるとトランジションの局面は上手くいってもいかなくてもだいたい数秒で終わります。
ハリルが言ってた「縦に早いサッカー」は「守備から攻撃 」の局面を上手く使おうとしていた訳ですね。
ロシアワールドカップ、ベルギー戦の最後の14秒のカウンターはいまだに色んなところで話題になりますが、ワールドカップレベルの試合で相手に14秒ものトランジションの時間を相手に与えるなんてはっきり言って有り得ないです。
相手ゴール前から失点までずっとトランジションって。。
そこら辺の試合でも滅多にありません。
高校サッカーでも数秒でした。
スコアだけ見ると良い勝負をしたように見えますがあの14秒にサッカーの歴史や技術・戦術、知識、経験、サッカー理解度、その他全ての日本との違いが詰まってると私は思います。
それぐらいベルギーとは差があったし、それぐらい日本が下手くそだったって事だと私は感じています。
話を戻しますがトランジションの局面が1番、得点と失点の場面が多い訳ですから、この局面に強くなれば自然と勝負強くなります。
もちろん基礎は練習しつつですが。
かといってトランジション時の攻め方や守り方を型にはめて教えるのは選手達の自主性を奪いますし、もちろんやり方やセオリーはあるんですけど順序が違うと思います。
私が良く言う「みんなで守ってみんなで攻めよう」というのは実はここからも来ています。
(ボールを奪われたら)みんなで守る=攻撃→守備を早く守備にする、(ボールを奪ったら)みんなで攻める=守備→攻撃を相手の守備ブロックが整う前にゴールを狙うという事ですね。
ボールを奪われてもずっと戻らない選手がいればずっと相手のトランジションになる可能性があるし、ボールを奪っても上がらない選手がいればトランジション時の有効な攻撃ができません。
もちろん戻らなくても良いor上がらなくても良い場面もあります。
ただ本質を理解せず無条件に戻らなくても良いor上がらなくても良いと考えていたり、癖になっている選手は直さないとダメだと私は思います。
この辺の認識もコーチ間であんまり話してないので今度すり合わせしたいですね。
この前のコーチ会で話せば良かったけどお酒が進んで忘れてました( ̄▽ ̄;)
ちなみに2番目に得点・失点の多いシーンはセットプレーです。
これも始めから形決めてサインプレーとか練習すれば勝てたりするんでしょうけどこれも選手達の自主性を奪うので有り得ないですね。
前回の茨城遠征で自分達で得点パターンをあみ出した4年生マジリスペクトです。
次回の試合の時に覚えているんでしょうか。。
今回のお話はほんの1例ですが、サッカーの本質や原理原則を1番根っこで分かっていて体に染み付いているフットボーラーになって欲しいし、その為に「どう伝えようかな~」と悩んでいきたいと思います。