御殿場2日目、昨日から大量の花粉を浴びて昨年の悪夢再び。投薬ペースを上げて対応するしかないので来年参加される皆さんマジで気をつけてください。
子どもたちは大きいドームタイプのお部屋での一晩を楽しんだようです。怖くて1つのベッドに2人ずつ寝ている子達たちも。個人的にはグラウンドや食事会場に近いいつもの宿の方が何かと楽ですね。
6時から朝ご飯を済ませ時之栖グラウンドへ
今回は本当に天候に恵まれました
リーグ順位が得失点差勝負になる可能性もあり、早めに得点をとって勢いをつけたいところです。
さて、いざ第3戦です。
vs 富士見ケ丘アンジェリーナ 7-2 勝ち
得点者 りお、さら×2、もも、かなん、あんな、しおり
得失点差を意識しすぎてバランスを崩したくないですが、引いた相手守備に跳ね返されなかなか得点が決まりません。
先制点はりお
サイドからのボールにゴール前のナイスポジショニングで詰めてゴールゲット!
さあここからということで、さら、ももが得点を奪いますが、ここでスピードある相手ドリブラーにかなんが振りきられ失点、いやー速かった。
なかなかリズムに乗りきれません。
後半開始早々に、さら→かれん→さらのゴールデンコンビネーションで追加点。
翼と岬くんかっ、とこやさんから伝説のゴールデンコンビの名前がでるぐらいパンパンパンッて感じです。
しばらく決めきれない展開が続いたところで、かなんバックラインからパスと見せかけて切れ込んで2人をかわし左足でコントロールショット!
負けじとあんなも逆サイドへのコースをついたグラウンドシュートでのゴール、しおりのゴールも決まり押せ押せ。
ちかも昨日から何度も良いポジションにいるんだけどボールを受けたあとシュートまでの形がほしい。ドリブルしてる間にボールが足から離れてとられて打ちきれないか、打っても正面なのがもったいない。形を練習しよう!
しっかり勝ちはつかんだのは良かったですが、おそらく得失点差では1位突破は難しくシンプルに次勝つしかない状況になりました。
もうやるしかない!
リーグ最終戦の前にもう一度みんなで意思統一します。この3月で引越により退団が決まっているかれんと一緒にサッカーできる最後の大会になること、最後まで全力で諦めずにやりきることを話しました。
思わずかれんの目からポロポロと涙がこぼれます。そりゃ寂しいよね。。
よし、絶対勝つよ!!
TJ分析官から相手チームの情報を頭に入れて挑みます。
開始から自分たちのペースに持ちこみたい。相手を引きつけフリーの味方につなぎ、真ん中、サイドから効果的な攻撃ができていて今回も良い入り。今大会はどの試合も早めに先制点をとれています。
実戦で経験を積んできた形がハマってきています。
こやさんが大会中の成長に触れていましたが、今大会の中でも精度が増してきているように感じました。
きらがさらの絶妙な縦パスを受けて抜け出すもギリギリオフサイド判定。しおのシュートがゴールラインを割る前にかき出されてノーゴール。
セルフジャッジは駄目、絶対。
先制点は前半11分
相手ビルドアップをトップからのプレッシングではめて相手陣地に押し込むために、今大会初めてトップに抜擢したきら子。
テクニックで勝負するタイプではありませんが、作戦遂行能力が高く、サイド、バック、トップ、キーパーを務めるマルチプレイヤーです。
さらがフリーで持つと、きらがバックステップでディフェンスを外したと同時にスペースにスルーパス。きらがななめの動きで裏に抜け出し、キーパーとの1対1を決めきりました。
やった!よく決めたぞ!
こやさんのウォーミングアップトレーニングが効きました!
後半は相手チームも前がかりにきて耐える展開へ
さらが中央で危険の芽をつみ落ち着きをもたらし、危なかった場面はもものビッグセーブでしのぐ。
サイド裏を狙われマークが曖昧になりそうなところをウイングのしおりを下げて対応します。
ゴール前でははっきりしたプレーを選択する選手たち。やるべきことを理解している。ここも今大会で成長できたことの一つだと思います。
終盤には、トップに入ったあんなが収めて右サイドしおへのパスでビッグチャンス到来。
キーパーに止められてしまいましたが、なんとかそのまま勝利をおさめ決勝戦の切符をつかみました。
決勝戦まで約3時間空きます。
ゲームの振り返りとお昼ごはんを食べ、6年生チームの試合を観戦してからウォーミングアップへ
長い休憩で緩んだ気持ちをもう一度上げていきます。
相手は予選から勢いにのっているチーム
しかし、試合開始からテンション高く入れればこちらのペースでやれるはず。
すべてをピッチ上に置いてこよう!
順位決定戦直後の記念撮影(表情が物語る)
vs kaishin 0-1 負け
今年度大きな目標にしてきた今大会は、あと一歩のところまで前進しましたが、残念ながら優勝には手が届きませんでした。
試合終了のホイッスルとともに号泣する選手たち。
最後まで諦めずに得点を狙いにいった選手たち。
慢心や油断はなく試合開始からこれまで以上のテンションで入れたと思います。スピード感もあり悪くない。一方、相手のDFも気合十分です。
さらからあんなへのスルーパス
サイドしおりからのセンタリングをさらがシュート!
さらのスルーパスから裏に抜け出したかれんがキーパーを抜いて流し込むだけ!
ゴールを脅かすところまでいきましたが最後のところで体を張られやらせてもらえません。
逆に怖いのはキーパーのパントキックが頭上を越えてしまう時。浮き球苦手な選手たちもこの試合では怖がらずになんとか触ろうとしていました。
ここも少し成長したところかな。
後半、足の爪が割れて準決勝、決勝とキーパーを務めていたももをトップにいれて得点を狙いにいきます。
すると、シンプルに蹴りこんでくるボールが増え、ふわっとしたシュートをキーパーきらがなんとか弾いて落ちたあとぐちゃぐちゃっとした中でボールがラインを割り押し込まれてしまいました。
ショックが大きい選手たち。
あと7-8分あるので冷静にやれば大丈夫!
ショックを振り払い、選手たちはゴールへゴールへと向かう姿を見せてくれました。
かなり押し込みましたが、得点を奪えなかったのは実力と経験値がまだ足りないということなのかもしれません。
攻めてはいるけどほんの少し冷静さを欠いていて相手ペースにハマっているようにも見えました。
ハイライトはトップのももが抜け出したシーン
左サイドフリーのしおにパスが入った場面、ワンタッチでももに出すもきわどいオフサイド!
ダイレクトだったら完璧な崩しでした。
バックステップで外してさらからのパスで抜けた時、かなんからのフライスルーパスに走り込んだ時、いずれもDFも離してくれず競り合いながらシュートしましたが惜しくも枠外へ
そしてホイッスルが鳴り響く
自力を信じて目指した優勝には残念ながら届きませんでした。出せるものを全て出して勝利を目指したゲームだったと思います。勝利の女神は微笑みませんでしたが、素晴らしいゲームを見せてくれました。
観客の皆さんにも伝わったんじゃないかと思います。みんなありがとう。
試合後、やりきれなかったと言っていましたが、やれなかったことがあるとすれば、それは試合で出せるほど習熟できていないこと。
この緊迫したゲームの中で出せるぐらい練習で高めるしかないです。それは各々が振り返って考えてきてほしいです。
こうしてU-10での大会は終了!
表彰式
コロナ禍のアミチャレから始まり、試合機会を求めて外部大会に参加したり、10ぽぽリーグに参戦したり、日頃の応援、サポートのおかげで色々な経験を積みながらここまで来ることができました。本当にありがとうございました。
最後に、それぞれにメッセージを送りたいと思います。
あんな
ミニサッカーから大きいコートになり、よりポジショニング、判断力、運動量が求められるところでもがいていると思います。
時には、1対1で寄せきってボールを奪ったり、しおりに出したような周りをみたチャンスメイク、今日決めたようなゴールを決める力はあります。
誰かと比べるのではなく、自分を信じて自分に矢印を向けて、地道に努力して積み上げていくことができれば必ず進化した自分になれる。そうしたメンタル面での成長を期待しています。がんばれ!
かなん
アミーズのみんなとやるサッカーをとても楽しめているね。オンオフにもかかわらず、周りの様子をみながら誰とでも合わせられるバランス感覚はチームで大切な役割です。
プレー面では守るだけでなく攻撃面でも力を発揮できるようになってきました。
新チームでの役割はまた変わると思いますが、ゴールを奪える力をつけないと強くならない。そこにこだわってやっていこう!
かれん
今年度の急成長には驚いています。
あまり難しいことはできないけど、感覚的に自由に攻撃できる役割がかれんにとって最適だったんだなと気づきました。
抜群の運動量、どこまでいくねん!ていうちょこちょこドリブル(オルテガ)、師匠クラスのシュートフェイント。今大会でもよーいどんになった時の加速はチームに勢いをもたらしてくれました。この経験を生かして新天地でもがんばって!
きら
予想外と言ったら怒られそうですが、今年度とても成長した選手の1人です。
ゲームプランをつくるうえで、きらをどこに配置するかで悩むことが多いです。役割を与えた時にこちらの期待以上のプレーをしてくれる、出しきってくれることで信頼が高まってきました。
今年度後半の試合では、相手エースへの対応など重要なミッションをやりとげてきてくれました。
他の習い事も忙しい中で、自主練してるのかな?ボール扱いも上手になってます。その調子で!
さら
優勝したら大会最優秀選手を選ばれることになっていたのですが、もし今大会で私が純粋に選ぶとすれば、さらだったと思っています。それぐらい効いてました。さらそのまま行ってしまえ!と思う時も何度もありましたが、リスクをとるのが苦手な反面、危険の芽を刈り取ってチームに安定をもたらす。誰でもさらと組めば安心してプレーできる。一つ欲を言えば、最終戦の終盤にリスクをとって決めにいくさらが見たかった!
しおり
日頃のたゆまぬ努力で成長を続けています。
運動量も増えてきて攻撃面守備面で安定しウイングとして多くのチャンスメイクをしてくれました。1対1の突破にこだわって磨いているところは継続しつつ、どこで受けると優位な1対1に持ちこめるのか?
特に切り替え時にはしっかり幅をとることでチャンスは広がります。低い位置では突破にこだわりすぎず、味方を上手く使って突破する選択も使い分けられるようになれば怖さが増します。向上あるのみ!
ちか
ちかの力をどこで生かすのがいいのか考えることがあります。サイドプレーヤーとして勉強を始めた今期、ボールを受けるためのポジショニングは良くなってきてます。まずは良いポジションをとれることが大切!今回の遠征でも惜しいシーンは多くありました。ボールを受けたあとのイメージをもってほしい。トライ&エラーのエラーに対してどうしたらいいのか?まずは自分で考えてみてトライしてみよう!足りないところを良くするために練習がある。この形だったら絶対負けない一芸に秀でたプレーヤーになってほしいです。これからがっつり一緒に練習していこう!
もも
今年度後半からトップに起用し始めてから、間で受ける意識が向上し頼りがいのあるプレーヤーに成長してきています。
今はまだ打てるところでもパスを選択してしまうところもあるけど、決勝では再三のチャンスで打ちきった。それでよし。
もっとゴールを貪欲に狙う選手になってほしい、持って生まれた恵まれた体格を生かすための技術を習得していこう!
まい
アミーズ1のサッカーフリーク
後ろから長短のパスを使い分けてゲームをコントロールする司令塔の1人です。
決勝で先制された時は落ち込み涙出ていましたが、最後の方では声かけもひときわ大きな声で叫んでいます。場面や人に合わせた色んな声かけができるようになるといいね。
最近では遠くまで見えてないと出せない距離のパスも通せるようになってきました。
あとは覚悟を決めて足元を鍛えましょう。まい自身やアミーズがもう一段上がるには避けては通れない道です!
りお
この数ヶ月でかなり試合感覚が出てきて色々なトライできるようになってきたと思います。
何のためにドリブルするのか、そこを考えてプレーの幅を広げていってほしいです。これから今回の経験をチームに還元して良いチームにしていってくれると思います。どうやったら還元できるのか考えてみてください。よろしく!
今回の合宿を通じて、楽しさ悔しさ悲しさ喜び怒り、選手それぞれ感じたことは違うと思います。
それぞれ何かのきっかけになってくれるような経験になっていれば嬉しいです。
最後になりましたが、本大会を運営いただいた皆さん、対戦相手の皆さん、諸々の準備、応援、撮影、身の回りの諸々などなど大変お世話になりました。おかげさまで集中することができました。本当にありがとうございました。
DZ